暮らしのコラム

Column

暮らしのコラム

話すことから、家は始まる。

たいわ設計室の設計者が、日々の対話や現場で気づいたことを、少しずつ書き留めています。家づくりの参考に、あるいは読み物として、お付き合いください。

2026.06窓・採光

窓の位置は、暮らし方で決まる

高窓と大きな窓が並ぶ窓まわり。光の入り方は、窓の高さと位置で決まります。
高窓と大きな窓が並ぶ窓まわり。光の入り方は、窓の高さと位置で決まります。

「南向きの窓を大きく」というのは、必ずしも正解ではありません。道路からの視線、隣家との距離、夏の西日——敷地ごとに事情はまったく違います。私たちがまず見るのは方角ではなく、「その家族が、その窓の前でどう過ごしたいか」です。朝食のテーブルに光を落としたいのか、庭の木を眺めたいのか、通りすがりの視線を気にせず過ごしたいのか。窓ひとつの位置と大きさに、暮らし方そのものが表れます。だからこそ、間取りより先に「窓」から話し合うことも珍しくありません。

2026.05収納・動線

収納は、量より「動線」

石畳のアプローチから木の玄関へ。毎日の動きに沿って、置き場所を決めていきます。
石畳のアプローチから木の玄関へ。毎日の動きに沿って、置き場所を決めていきます。

収納の相談でよく聞かれるのは「どれくらいの広さが必要ですか」という量の話です。しかし実際に暮らしてみると、量が足りているのに使いづらい家は珍しくありません。大切なのは、どこで何を使い、どこへしまうか——その動線です。玄関で脱いだコートをすぐしまえるか、洗濯物を畳んだその場でクローゼットへ運べるか。私たちは間取り図に「モノの動き」を描き込みながら、収納の位置を決めています。量を積み増すより、動線を短くするほうが、暮らしはずっと軽くなります。

2026.04対話・打ち合わせ

対話に、正解はいらない

図面と住宅模型を囲んで。言葉になっていない希望を、かたちにしながら確かめます。
図面と住宅模型を囲んで。言葉になっていない希望を、かたちにしながら確かめます。

打ち合わせの初回、多くのお客様が「何を要望すればいいか分からない」とおっしゃいます。それで構いません。私たちが最初にうかがうのは、間取りの希望ではなく「休日をどう過ごしているか」「今の家のどこが心地よいか」といった、暮らしの手触りです。正解のある質問ではないからこそ、話しながら少しずつ輪郭がはっきりしていきます。模型を囲み、図面に書き込み、また話す——その往復こそが設計そのものだと、私たちは考えています。

2026.07外構・照明

夜、家が一番きれいな時間

夜、足元の灯りが壁と植栽を照らす。昼とは別の表情が現れます。
夜、足元の灯りが壁と植栽を照らす。昼とは別の表情が現れます。

昼間の外観だけを見て決めた照明計画は、夜になると意外なほど印象が変わってしまうことがあります。私たちが照明を検討するときは、必ず「日が沈んでからの帰宅時」を思い浮かべます。玄関先のわずかな灯り、樹木を下から照らすシルエット、窓から漏れる暖色の光——建物そのものより、光の演出のほうが「帰りたくなる家」の印象を大きく左右します。外構と照明は、建物が完成してからの「おまけ」ではなく、最初の打ち合わせから一緒に考えるべきテーマです。

2026.03資金計画

「削れない予算」から先に決める

床材や建具の仕様書を広げて。削れないところから先に決めていきます。
床材や建具の仕様書を広げて。削れないところから先に決めていきます。

資金計画のご相談では、まず「削れるところ」ではなく「削れないところ」からうかがいます。家事動線、収納、断熱性能——暮らし始めてから後悔しやすいのは、実はこうした地味な部分を削ってしまったときです。反対に、仕上げ材のグレードや設備の見た目は、後から気持ちが変わることも少なくありません。優先順位を「削れない」「工夫できる」の2つに分けて整理するだけで、限られた予算でも納得のいくプランに近づきます。詳しい目安は価格の目安のページもご覧ください。

※本ページはデモサイトです。記事内容はサンプルです。

話すことから、家は始まる。

気になることがあれば、コラムに書ききれなかった疑問もぜひお聞かせください。

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